二重線小文字 c
ℂ
二重線大文字 C の文字情報
- 名前
- 二重線大文字 C
- Unicode
- U+2102
- カテゴリ
- アルファベット(二重線)
二重線スタイルで描かれた大文字 C です。a + bi(a, b は実数)という形で表せる複素数全体の集合を表す標準的な数学記号で、世界中の数学の教科書・論文に登場します。Unicode の「Letterlike Symbols」ブロック(U+2100–U+214F)に収録されています。LaTeX の \mathbb{C} コマンドで同等の文字を出力できます。
入力方法
Windows (Microsoft IME)
通常の IME 変換では入力できません。Microsoft Word では 2102 と入力して Alt+X を押すと変換できます。それ以外のアプリでは、Web サイトからコピーして貼り付けるのが現実的です。
macOS (日本語入力プログラム)
通常の IME 変換では入力できません。control+command+スペースで「絵文字と記号」を開き、右上のボタンをクリックして全体表示に切り替えます。検索欄に 2102 と入力すると文字が表示されるので、ダブルクリックで挿入します。
用法
「z ∈ ℂ」(z は複素数)や「f: ℝ → ℂ」(実数から複素数への関数)のように記述します。複素解析・電気工学・量子力学など、複素数を扱うあらゆる分野で登場します。
例
- 「すべての n 次多項式は ℂ 上でちょうど n 個の根を持つ」(代数学の基本定理)
- 「z ∈ ℂ かつ |z| = 1 のとき…」(単位円上の点の記述)
- 「関数 f: ℂ → ℂ が正則であるとき…」(複素関数の記述)
トリビア
黒板太字(blackboard bold)書体は、1950 年代〜60 年代に数学者が黒板にチョークで太字を書く代わりに縦線を二重にして書き始めたことが起源とされています。ℂ は ℕ・ℤ・ℚ・ℝ とともに「数の塔」(ℕ ⊂ ℤ ⊂ ℚ ⊂ ℝ ⊂ ℂ)を形成する基本的な数集合のひとつです。なお ℂ は「数式用英数字記号」ブロック(U+1D400–U+1D7FF)ではなく、歴史的経緯から「Letterlike Symbols」ブロック(U+2100–U+214F)に収録されています。